貧しくても幸福に生きる日々

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同じ音楽を聞き続ける楽しみ

あなたは普段音楽を聞きますか?広い意味では、お店の中のBGMやテレビなどで毎日何かを聞いてると思います。それより狭い意味で、自分が聞きたい音楽を選んで聞く習慣はありますか?それはどのような方法で聞いているでしょうか。

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昔はアナログレコードで、カセットテープやMDも普及しましたが、現代ではCDかMP3などデータを再生するデジタルな音源が一般的でしょう。一時は自宅のCDを全てiPodに入れて持ち歩くのが流行ったように記憶していますが、今ではGoogle Play Music、Apple Music、LINE MUSIC、Amazon Prime Music、AWAなど月々数百円から1,000円程度で100万曲から3,000万曲程度まで膨大な音源を聞き放題なサービスが多くあります。音楽好きには天国のようなサービスのように思えますが、私はあまりこのような膨大な音源を聞きたいと思いません。
以前の記事で選択のコストをカットするために毎日同じランチを食べると書きましたが、音楽に関してもこれに似た考えです。聞き放題のwebサービスやアプリは、ユーザーの好みを把握して関連するミュージシャンや曲をリコメンドしてくれるそうです。それはきっと楽しいとは思うのですが、人生も音楽を聞く時間も有限である以上、ある程度狭い範囲で深く楽しむ方が、より満足できるように思うのです。
文学などにも共通して、優れた作品は繰り返し鑑賞すればそれだけ新しい魅力の発見があります。映画でも、初めて見たときには意図を酌めずに見過ごしていたシーンを、数年後に見て理解するような事もあります。それは時と共に経験した事や学んだ事から、鑑賞力が養われて初めて楽しめる作品の深い魅力です。音楽でもクラシックやジャズにはそのような魅力が数多く埋まっていると思います。同じ作曲家、演奏家の曲を繰り返し繰り返し聞く事で、彼が表現しようとした事をより繊細に感じられるようになってきます。また、その曲が作られた時代背景や作者の生涯、作曲時点での境遇などを知ってから曲を聞くと、さらに細かいニュアンスも感じられるかもしれません。
私は比較的メジャーなものしか聞きませんが、それでも掘り下げればいつまでも楽しめる音楽は数多くあります。曲数を誇る配信サービスも便利だと思いますが、好きになった音楽について深く調べてみるのもお勧めです。