貧しくても幸福に生きる日々

金儲けに必死にならず、楽な生活をお伝えします。

家族間、家庭内のストレスを減らすための考え方

あなたは同居してる家族との間にストレスを感じることはありませんか?もしひとり暮らしなら、帰省などで数日一緒に過ごすとどうでしょうか?全くストレスを感じないという人は、よほど幸福かよほど鈍いかのどちらかだと思います。

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現代の日本では個人主義がすっかり定着しているので、たとえ家族であろうと何かを押し付けられたり、干渉されたりすると不愉快に感じる人がほとんどだろうと思います。逆に父権主義や家長制度の名残もあり、子の立場であると親の決定や方針から自由になるのは成年でも難しい場合があります。

社会が変わりつつある過渡期ゆえの、個人の意識と伝統のズレが、今日の家庭内におけるストレスの大きな要因になっている場合が多いのではないでしょうか。親に育てられる家庭と自らが配偶者と作る家庭の2つしか知らない人が多数派だと思います。「家庭」というのは体験して比較できないものですから、自分の置かれた状況を客観的に認識するには少し工夫が必要ではないかと思ってこの記事を書く事にしました。

 

1.人間は自由かつ平等である

抽象的でスケールが大きい気がしますが、人間関係において常に忘れてはいけないのが基本的人権であり、特に自由と平等です。もし家庭や親が理不尽であなたを不幸にするならば、そこを捨てて新しい生活を始めるのも自由です。しかし、未成年であったり金銭的に親に(あるいは子どもに)頼っているがゆえに出て行く事が難しい場合もあるでしょう。しかし日本国内であれば最低限の保障として生活保護もありますし、自分の自由をどのように行使するのかを、困った時ほど意識しましょう。また、相手が親であれ子であれ兄弟であれ、人間同士の関係は平等なものです。一方的な決定や理不尽な要求や、暴力や虐待などあまりに不平等だと感じたらそれを改めてもらうように主張しましょう。それでも改められなければ、あなたを損なう環境ですので自由になるべきです。

 

2.親兄弟であっても他人である

あたなの痛みを痛みとして感じられるのはあなただけであり、そのレベルではたとえ親兄弟であっても他人です。もちろん身近であるがゆえに共感したり同情したりという気持が強いのが一般的ですが、誰もがそうであるとは限りません。相手が親でも子でも、100%自分の考えを理解してくれるものではありませんし、それを期待しても悲しい思いをするだけです。家族、肉親は最も近しい他人であると割りきって優しさをもって接するのが平穏に過ごすコツだと思います。

 

3.あなたの幸福に責任を持つのはあなた一人である

親は子の幸福を願い、子も親の幸福を願うのは自然な事です。しかしもちろんそうでない親子関係もありますし、そももそも「幸福とは何か」という認識が親子で大きく違う場合がいくらでもあります。親の世代は大学を出て上場企業に就職して結婚して子どもを二人以上産むのが幸せだと思っていても、子の世代では就職も結婚もせずに趣味に打ち込むのが幸せだと考えているかもしれません。そうすると子を幸福にしようとする親の行動は、逆に子を不幸にする場合もあるでしょう。何をもって幸福とするかは自分自身で見つけるものですし、その結果に責任を持つのも自分自身です。肉親があなたの幸福のためにと不合理な事をしてきたら、はっきりと自分の気持を伝えましょう。

 

4.嫌ったり憎んだりせずに、諦めて許す

家族や肉親に限らず、他人というのは変えようとしても変わりません。少なくとも自分の都合のいいようには変わってくれません。ですから、身内の事を嫌ったり憎んだりしてしまいそうな時には、そういう人なんだと諦めて許しましょう。それが一番気持が楽になりますし、あなたのためです。その上で嫌わずにすむ距離感を探しましょう。物理的に別居したり、それが無理なら気持の上だけでも距離を置きましょう。憎むよりは気持を遠ざけて関わり合いを薄めた方がずっと楽になります。

 

家庭や家族は逃げるのが難しいですが、本当にストレスが多く苦しいならばどうにかして短期間でも離れてみるのがいいでしょう。客観的になれば改善策が浮かぶかもしれませんし、そこに戻るべきでないという決断ができるかもしれません。常に自然な感覚と考える力を失わないような生活を送りましょう。