貧しくても幸福に生きる日々

金儲けに必死にならず、楽な生活をお伝えします。

面倒な頼まれ事でも全力で取り組むべき理由

仕事でもプライベートでも、他人からの頼まれ事というのは面倒な場合が多いのではないでしょうか。それがお金になる事ならいいかもしれませんが、無報酬だったりとても苦労に見合わない額だったりすると、疲労感がぐっと増しますね。しかし、それがある人からの初めての頼まれ事だったり、今までなかったような新しい種類の内容だったりした時は、面倒だなという気持ちを意識的に押し払って、積極的に取り組んでみましょう。

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たとえば日常はシステムエンジニアとして勤務する人物が、自社運営のPRイベントで焼きそば調理を頼まれたとします。ネガティブに捉えれば、重要で生産性の高い仕事をするべき自分のような人材に焼きそばを焼かせるのは、上司か経営陣による嫌がらせであり遠回しな退職勧奨なのではと感じるかもしれません。しかし、ポジティブに考えれば時には環境を変え身体を動かすのも気分転換になるでしょうし、社内の別部署の人間との交流、また自社に関わる社外の人間との交流などいろいろな効果があるかもしれません。もし私が上司であれば、突然不慣れな仕事を任せた部下が、どのように振る舞うかというのは興味を持って観察したいところです。それはトラブルが発生した時の冷静な対応力や、環境の変化への適応力を計るいい機会に思えるからです。もし焼きそばを頼まれた部下が二人いて、一人は一生懸命に取り組んで、一人はふて腐れて手抜きをしていたならば、今後本業でどちらを信頼して大きな仕事を任せるかという判断に悩まずにすむでしょう。

私たちは複雑な社会で生活しているので、場合によっては正直でなかったり真意を明らかにせずに誰かと関わる場合があります。もちろん人に嘘をついたり騙したりするのは問題ですが、あえて本当の目的を隠して何かを頼む事もあるでしょう。会社の新人研修や、入社1年目に任される仕事などはかなりそういう要素を含んでいる確率が高いのではないかと思います。その社員の特性を見極めて今後の配属を決めようという意図がある時に、正直にそれを伝えてしまえば誰もが自分の希望する配属のために相応しかろうという行動を取ろうとします。もちろん新人に限らず、あまり親しくない人同士の場合には、意図を隠した依頼や発注をしてみて、相手の能力や性格を推し量るという事が珍しくありません。「意外だな」と思った時ほど、試されているかもしれないと察して、真摯に取り組むと思わぬ道が開けるかもしれません。