貧しくても幸福に生きる日々

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人に会う大切さ。あるいは「遠くの親戚よりも近くの他人」の意味について。

私は最近積極的に人に会うように努めています。もともとは個人主義で人付き合いを面倒に感じる性格なのですが、不動産トラブルに巻き込まれた事もあり、相談に乗ってもらったり協力してくれる人を増やそうと思っています。

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誰かの力を借りようとして連絡したり会いに行ったりするのは、あまり褒められた事ではないと思うのですが、それでも直接顔を見て話すと同情や共感が得られたり、その人の経験に基づいた助言をもらえたりしていろいろと参考になります。

タイトルにも書いたことわざ「遠くの親戚よりも近くの他人」というのは、物理的に近い距離にいるからこそという意味もありますが、それよりは日常的に顔を合わせる仲だからこそ親身になってもらえるという意味の方が重要なのではと思います。

恋愛においても似たような法則があって、1度だけ長時間を一緒に過ごすよりも、短時間でも何度も顔を合わせる方が、相手により親しみを抱くそうです。昔から社内恋愛から結婚する人が多いのもそれを裏付けているかもしれません。ですから誰か目当ての人がいて親しくなりたい場合は、何か理由を見つけたり偶然を装ってでも、頻繁に会う機会を作るのが重要になります。

人間が身近な人に親近感を抱く心理的な現象を利用して、協力者や仲間を増やしたいと思っています。人に会っている間は、他の仕事や用事があまりできませんからその人の時間を貰っている事になります。ですから相手に迷惑をかけている事を自覚した上で、誠実にお願いなり説明なりをしていこうと思います。逆の立場でも、分別を持って何度も足を運んで来る人の事は嫌いにならないでしょうし、だんだんと印象も良くなってくるように思います。営業職などは基本的に繰り返し足を運んで関係を作る事が重要になるのでしょう。物を売るわけではなくても、他人との距離を縮めて良好な関係を築くには、営業マンのテクニックから学ぶところが大きいかもしれません。

人脈という言葉はあまり好きではないのですが、多くの人と付き合っていると思いもよらない人同士が知り合いであったり、想像できないような著名人と関係があったりします。それを自分の仕事のために使うのははたから見て品が無いなと感じる時もありますが、困った時にはできる限りの人脈を使って援助を求るのが正しいかもしれません。人間は誰かを助けたり誰かの役に立つ事で喜びを感じられる動物です。困った時に助けてもらえる関係、また困っていたら助けてあげたいと感じるような関係が、お金よりも大事なものかもしれません。そのために、積極的に「会う」事を心がけていこうと思います。