貧しくても幸福に生きる日々

金儲けに必死にならず、楽な生活をお伝えします。

「アウトップット大全」という本を読みました

しばらく忙しくしていてブログを書いていなかったのですが、10日くらい前に買ってさっき読み終わった本に影響されたので、また書いてみようと思います。

近所の本屋さんに平積みしてあったビジネス書ですが、樺沢紫苑という精神科医が書いた「アウトップット大全」という本です。隣にはインプット大全という本もあったのですが、ここ数年は自分の年齢も考えて、自分の乏しい知識や経験でも若い人たちに役立つものもあるんじゃないかと思っていたところで、アウトプットの方を選びました。

内容はシンプルで、本を読んだり学習したりしても、アウトプットをしないと自分の中に定着しないので、インとアウトを7:3くらいの割合で行うのが学習や成長に効果的という趣旨でした。

確かに、社内の講習などでもただ聞いてるだけだと1週間もすればほとんど内容を覚えてなかったりしますが、自分が講師を担当するとなると、1ヶ月前から準備をしますし、間違いがないか何度も確認しようとするので必然的に正確に深く理解ができると思います。人に向かって教えるというのは、インプットに対する緊張感を高めて内容を濃くしてくれる効果があります。

また、どんな本でも人に内容を話す、説明することをしていると、話してるうちに自分の理解が甘い部分とか論理があやふやな部分が自覚されるのでもう一度その箇所を読み返してみようかという気持ちにもなります。小説とか芸術鑑賞に対するアウトプットというのはなかなか難しいですが、感想を伝える事で周囲の人がそれを見たい読みたいと感じるような共感を生めるなら、良いアウトプットと言えるでしょう。

私はビジネス書というのはそれほど好きではないのですが、せっかく一定の成果を上げて成功している人がノウハウを教えてくれているのだから、少しはそれに従ってみるのも悪くないかなと思います。

少し本の内容からは外れますが、感覚としていいなとか悪いなとか、好きとか嫌いというものが自分の中に生まれたとして、しかしそれはその時点の自分の経験と知識にしか基づいていないと思います。好きじゃないなと感じた仕事でも、やってるうちに楽しさを見出す事も過去何度もあったし、人間の感覚は常に少しずつ変化しているので、できるだけ拒絶せずにいろいろな人と付き合ったりいろいろな経験を重ねて、視野の広い、深みのある人間になれればいいなと思っています。