貧しくても幸福に生きる日々

金儲けに必死にならず、楽な生活をお伝えします。

多くの人に読まれたいとは思わなくなってきた

私はブログを始めて、最初のうちは毎日更新を1カ月以上続けていました。それは単純に毎日続けた方が多くのアクセスを集められると見聞きしたからであり、しばらくするとはてなブログの「注目のブログ」というところで紹介してもらえて、毎日100人を超える人がこのブログを見にきてくれていました。
書いていたのは基本的には些細な事で、特別な経験や知識に基づく専門的な内容ではないし、別に注目を集める文章ではないと今でも思います。
ただ最近は雑記ブログというくくりで、日常の事を一般の人が口語的に書き連ねたブログがそれなりのアクセスを集めることもあるようです。アクセスが集まれば、Googleアドセンスアフィリエイトでそれなりの収入に繋がりますから、多くの人がブログを書いて収入が得られれば嬉しいという期待を持って更新されているのではないでしょうか。

しかし、人気ブログになる、アクセスを集める事を通じて最終的な目的が金銭収入になってしまったブログの記事は見ていて空しくなります。特に記事タイトルの空疎さというか、目にした人が気になってついクリックしてしまうような思わせぶりなだけのタイトルと、くだらない記事内容というセットを度々目にして、もう素人が書くブログを見て回るのは時間の無駄だと思うようになりました。

それは私自身にも言える事なので、無理に人気ブログを目指さないし、注目を集めるタイトルも選ばないし、でも何か書きたくなったら書くという、なるべく書くことそのものが動機になった時にだけ書くようにしたいと思います。
ひどいブログはアフィリエイトの商品のために、それが売れそうな記事を書いているようで、それはアフィリエイト広告の特徴かもしれませんが、きっと書いていて気持ちがいいものではないだろうし、その記事で収入がなければ何のために書いたのか分らないでしょう。

私はできる限り何か書きたいと思った時に書くし、無理に多くの人に読まれたいと望まないようにします。それでも丁寧に書いた自分の体験や気づきや思いつきは、いつか誰かの役に立つんじゃないか、何より自分自身を励ましたり懐かしい気持ちにさせたりするんじゃないかと思って少しずつ更新していく事にします。

観光バスに乗用車が飛んで来て衝突した事故とその報道について

2017年6月10日に愛知県新城市東名高速道路上で発生した交通事故について、昨日今日とテレビでもネットでも盛んに報道されています。
観光バスがドライブレコーダーを使っていたこと、バスを運行するバス会社がそれを報道機関向けに提供したことから繰り返しそのセンセーショナルな衝突の瞬間の動画が流される事になりました。

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不幸中の幸いで、バスの運転手と乗客には死者がなく、バス運転手の咄嗟の判断を評価する論調も見受けられます。しかし、乗用車の運転手は死亡していて、それもおそらくは衝突の瞬間に即死、つまりテレビやネットを通じて私たちが見ている衝突の瞬間は乗用車の運転手が絶命する瞬間でもあります。

本来厳粛に扱われるべき人間の死について、それが視聴率を集めるとか大きな話題になるという商業的な理由によってこのように弄ばれるべきではありません。

私自身には特別な権力も関係もありませんが、この動画を公開しているマスコミ各社と、そしてマスコミに動画を提供したバスの運行会社にはぜひ反省してもらいたいと思います。もし自分の肉親がその乗用車の運転手だった場合、その動画をテレビやネットで公開したいと思うでしょうか。それが社会正義でしょうか。今後の事故防止の一助になるでしょうか。

私たちは日々の刺激に慣れ過ぎて、本来は隠されるべきもの、晒されるべきでないものまで娯楽として消費する癖がついていないでしょうか。マスコミは宿命的な業だと諦観せずに、倫理観を失わないような報道を心がけてほしいと思います。

※NHKはドライブレコーダーの映像を使わずに再現CGを制作して使用したようです。いろいろと問題もありますが、この事故の報道においては他社よりもまともな対応であると考えます。

幸せなはずの子育てで夫婦仲が悪くならないための考え方

お互いが好き合って、または認め合って結婚した夫婦に子どもが生まれるというのは何よりも幸せで素晴らしい事です。しかし、子どもを育てるというのは本当にか弱い命を守り続けて、そのゆっくりとした成長を見守る事でもあり、特に初めての子どもの時には大変な苦労でもあります。
お母さんはしょっちゅうおっぱいやミルク、おむつで起こされて何カ月もゆっくり眠れませんし、協力すればするだけお父さんも同じように睡眠時間が途切れ途切れになってしまいます。

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どちらかのおじいちゃんか特におばあちゃんが同居していてくれればいろいろな手助けが期待できますが、夫婦だけで子育てをする家庭も一般的になっているでしょう。乳幼児を育てる期間は、最善を尽くそうとすると大人一人がつきっきりになって、自分の食事や身の回りの事がおざなりになる程度には忙しいものです。それをどの程度効率化して手を抜くか、どの程度周囲から協力してもらえるかを上手く判断しないといけません。
柔軟な役割分担を相談しましょう。
おっぱいをあげるのはお母さんしかできませんが、ミルクを飲んでくれる赤ちゃんならお父さんでもできます。たとえば哺乳瓶を洗う、消毒する、ミルクを作って適温に冷ますなどは基本的にお父さんの仕事ですといった分担はどうでしょうか。もちろんお仕事や用事で一緒にいない場合もあるでしょうから、状況に応じてですが。また、お父さんでもお母さんでもどちらでもいい仕事というのを決めておいて、どちらか時間のある方が、体調が悪くなくて元気な方がやるようにしましょう。洗濯する、干す、畳む、買い物など時間的な制約の少ないものは両親がどちらでもできるように作業工程を標準化してみましょう。
一般に家事は主に担当する人が決まっており、その配偶者は洗剤の種類であったり、保管場所であったり、買い物の時のポイントカードだったりという細かい情報が共有されない場合が多いのではないでしょうか。子育て期間は常に忙しく家事もそれ以前の倍くらいに増えますから、効率を良くするためには家族全員が同じように家事をこなせる状態を目標に、自分にしかできない仕事を減らす努力をしましょう。例えば個人の財布と家計用の財布を別にしておいて、カードや割引券、レシートなどを一括で管理したり、簡単な説明書きを作って貼り付けるなどは有効だと思います。要は「説明するより自分がやった方が早い」という状態を無くして、簡単な指示や説明で作業を任せられるように家庭内の仕事を標準化するのです。
お勤めをしている人は自分が稼いでいるのに家でも働かされるのは不当で不公平だという気持ちを持ってしまうかもしれません。しかし、親の公平感よりも子どもの健康で健全な成長こそ大事だと思えばできるだけ家事も積極的にこなしましょう。掃除洗濯料理に代表される家事には終業時間も休日もありません。家族が協力してこそ家事担当者にお休みを、数時間でも与えられるだけです。
まとめると、主婦(または主夫)は家事を標準化して手伝ってもらいやすい努力を。勤め人はできる限り家事を助けて相手を休ませる努力をしましょう。家事育児の担当者は常に寝不足で疲れています。せっかくの幸せな期間にケンカをしたりまして離婚などしないようにまず自分ができる事を丁寧にしましょう。

赤ちゃんや乳幼児の洗濯物をいつまで別に洗うのか問題

家族の衣服毎日洗濯するお母さんやお父さん、あるいはおじいちゃんやおばあちゃんにとって悩みどころではないかと思います。生まれてきたばかりの赤ちゃんは皮膚も敏感ですし、常に清潔にしておかないと皮膚が荒れたり病気になったりという心配もありますし、基本的に赤ちゃん用の石鹸を使って手洗いをされる家庭が多いと思います。それが少し成長して乳児になり、だんだん洗濯機も使うようになって、洗剤も特別なものじゃなくてもいいかなという時期が来るでしょう。そしてもう大人のものと一緒に洗っても問題ないかなと判断するのは、うちの場合だいたい2歳くらいかなと思います。

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保育園や幼稚園に行くようになると、園に預けておく着替えやタオルやお布団など、家で見ていた時期よりもずっと洗濯物が多くなったように思います。その時期にはもう子どものものだけを別に洗うのが時間的にも難しくなってきました。保育園に迎えに行くと早速夕食の準備をしなければいけないし、その後お風呂に入れて寝かしつけてからやっと洗濯ができるようになります。そこから子どもと大人の洗濯物を分けて洗っていたら毎日深夜になってしまいますし、ご近所の手前なるべく洗濯機は早く止めたい事情もあります。靴下や食事で汚した上着などは手洗いしますが、その他はおおむね私たちの服と一緒に洗いました。
ただし洗剤はなるべく香りの弱いものにして、柔軟剤などを使うものは休みの日などにまとめてできるように分けるようにしましょう。一般に流通している洗剤は、普通に使って有害だとは思いませんが、子どもは何にでも敏感ですからできるだけ刺激の少ないものを選びたいものです。特に匂いに関しては、嗅覚が一番マヒしやすい感覚だと言われていますし、人工的な良い香りは自然に存在する植物など自然の香りを感じる力を弱めてしまうのではと思います。日常の刺激は少な目にして、植物や動物の匂いをきちんと感じられる感性豊かな子どもに育ってくれるといいと思います。また合成香料や着色料などはアレルギーの原因になるとも言われますからなるべくそれらが使われていない洗剤を選びましょう。子どもに優しいものは当然大人にも優しいわけですから、いわゆる合成洗剤から天然素材の石鹸系洗剤に切り替えてはどうでしょうか。
洗剤の価格は少し高めになるかもしれませんが、買い置きもできるのでドラッグストアの安売りの日やポイントが多く付く日にまとめ買いしておくのがおすすめです。

お時間があれば子どもの服について書いた以前の記事もご覧ください。

 

子どものために楽をする子育てがおすすめです。

うちは娘を近くの保育園に通わせているのですが、とても先生にかわいがってもらって感謝しています。今までできてなかった食事の時のお行儀とか、服を着たり靴を履いたりといった生活のいろいろな作法を覚えてきて毎日のように驚かされます。
逆に少し熱を出して保育園を休ませないといけなくなったりした日は、それは仕事をしているよりも神経を使う日になります。子どもの安全を最優先しつつ、食事を与えて衛生的にして、なおかつ機嫌が悪くならないようにして、できれば発達に役立つ刺激を与えるという高度な仕事が昼寝してくれている以外の時間ずっと続きます。これをたくさんの子ども相手に毎日仕事としてやっている保育士の先生方は本当に尊敬される存在だと思います。


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周囲の人や自分の親を見ていて、子育てに向いている人と向いていない人がいるのは間違いないと思っています。自分がお腹を痛めて生んだ子どもだから献身的な育児をして当然という見方もできますが、そうしたくても上手くできないお母さんが少なくないとも感じています。会社や団体において重要な立場にいたり専門的な業務をこなしているような人ほど、子育てに苦労しているような印象も受けます。それは子どもが尊厳を持って扱うべき人間であると同時に、理性的な判断や表現ができない未熟な状態であるという難しい存在だからなのでしょうか。
三人以上子育てをしているようなお母さんを見ているとさすがに慣れていて、子供のわがままを冷徹に切り捨てたり、食べ物を散らかした時の咄嗟の判断などすごいなと思わされる事が度々あります。子供の育つ環境は同居している家族の構成や親が家庭にいる時間の長さ、そして兄弟の有無や人数などでそれぞれ大きな差があるように思います。なのでこれが正解という方法論はないでしょうが、やはり祖父母をはじめとして周囲の頼れる関係のひとに頼りながら、ある程度の冷静さをもって子供と接する事ができるような余裕が必要だと思います。仕事と家事で何ヶ月も寝不足が続くとか過労で倒れそうになりながらではやはり子供にとって望ましい環境にはならないように思います。学校、保育園や幼稚園、塾や習い事の教室やご近所さんなどいろいろな関係先と協力して親も自分自身の時間を持つようにしたいものです。
子どものお手本として振る舞えるように、自分自身を酷使しないのも大切だと思います。

 

自分の会社がブラックかもしれないと思った時にチェックするべきポイント

 労働基準法をはじめとした法令違反やハラスメントが横行する会社を「ブラック企業」と呼ぶのが一般的になりました。しかし一般化する過程で少し意味が広がりすぎていたり、判断基準が個人の境遇や感じ方に強く影響されているケースが時々見られるようになってきたので私が考える客観的なブラック企業の判断基準をまとめてみたいと思います。f:id:mazshear:20170522225309j:plain

職場で頻繁に怒鳴り声が聞こえる

あなた自身が上司から怒鳴られている場合はすぐにその職場から逃げ出すべきですが、あなた以外の従業員が怒鳴られている、または取引先や場合によって顧客が怒鳴られているような会社もまずブラック企業と言えるでしょう。営業職の社員が売り上げが上がらなくて叱責されるというのはよく聞く話ですが、大声で罵倒すれば一種の暴力行為ですし、それが他の人から見られている場所ならばその人の名誉や尊厳を傷つけるハラスメントの側面もあるでしょう。とにかく怒鳴り声や罵声が珍しくない、慣れてしまうような職場はすぐに辞める準備をしましょう。もちろん物理的に殴る蹴るの暴力があればすぐに警察に訴えて賠償金をせしめてから退職しましょう。

給料が上がる見込みがない

入社1年目や2年目は給料が安くて生活するのがギリギリという事もあるでしょう。日本の企業においては勤続年数に応じて給与が上がっていくのが一般的ですので、入社直後は収入が少なくても長く勤めていればその分習得した知識や職能が給与や賞与に反映されるのが当然です。しかし、世の中にはいくら長く勤めても、どれほど知識や職能を高めても一切給与に反映されない、全くと言っていいほど給与が上がらない企業というものが存在します。そういった企業では働くだけ搾取されるのが明らかですので、すぐにでも転職活動を始めた方がいいでしょう。判断基準としては自分と同じような学歴やキャリアで、3年から5年程度長く勤めている人の待遇を見て、自分とほとんど変わらないと感じたら危険信号です。または同業他社との比較で明らかな差があれば客観的に自分の雇用条件を調べてみて転職を考えましょう。

法令違反が日常茶飯事である

これが最もブラック企業の核となる部分ですが、異常な長時間労働や残業代の不払い、年休取得をさせないなど労働基準法を無視した労働環境であればすぐに退職を考えた方がいいでしょう。そして退職を決意したら辞表を出す前に客観的な証拠を集めて労働基準局に訴えましょう。上手くいけば未払い残業代などを受け取れますし、会社に残る同僚の労働条件が少しは良くなるかもしれません。 また労働基準法に則った労働環境にあったとしても、業務内容自体に法令違反や法的にグレーな内容が含まれている場合は速やかに転職をお勧めします。例えば性風俗に関係する仕事やハイハイ商法、健康器具や教材の訪問販売、一括借り上げアパート経営など社会的に問題とされるような業務は長く続けてもキャリアとして評価されにくいものです。法律スレスレの行為を日常的に行っていると倫理観がマヒしてしまいますので、仕事の中で罪悪感を感じるような事があれば一度冷静になって続けるべきか考えてみましょう。

もしあなたが、ここに挙げた基準に複数該当する職場に務めているなら心身の健康を害する前に転職の準備を始める事をお勧めします。万が一、うつ状態やストレス性疾患などの症状が出ている場合は明日からでも休みを取って、医師に相談した上で傷病休暇を取得する事をお勧めします。

部屋や職場の片づけは作業効率を上げる

皆さんは普段からお部屋や職場の掃除をこまめにやっていますか?私はあまり整理整頓が得意でないので、油断すると身の回りがいつの間にか散らかっています。それはそれで落ち着くし特に気にならないので、周囲の人から指摘されるまではそのままになっています。
でも時々仕事が行き詰ったり、気持ちが沈んで作業が進まなくなってしまった時に集中して整理や掃除をする事にしています。滅多にしない雑巾がけを延々やったり、コンロの五徳を丁寧に洗ったり時間のかかる事をまるで現実逃避のように集中してやります。その作業自体には生産性はないというか、特に誰かから評価される訳ではないのですが、それが終わるとまるで別人のように本来の仕事や作業に集中して効率もずっと上がります。f:id:mazshear:20170519224630j:plain

もちろん単純に片づけの効能というのもあって、モノを探す時間が節約できるという事です。何かする度にあの書類はどこだっけとか料理中に調味料を探したりしていては時間の無駄だしミスの元です。これは物理的な事だけじゃなくて、パソコンやスマホのデータにも言えます。デスクトップやホーム画面が整理されずにいろんなファイルやアプリが散らかっているとあまり効率的ではないですよね。
人間楽しい事をやっている時は体力の限界まで続けることができますが、仕方なくやってる事については早々にブレーキがかかって前に進まなくなるものです。時々頭を切り替えて気持ちをリセットしてあげる事が大事だと思うのですが、私の場合それが掃除や片づけなのです。
気が進まない作業はまず取り掛かるまでに他の事をしてしまったり、勉強が嫌いだった中学生時代を思い出すような情けない大人ですが、いざ始めてしまえば何とかなるものです。コーヒーを飲む、軽い運動をする、SNSを眺めるなどいろいろと気分転換の方法はありますが、それをシステム化してしまって、「これをすれば仕事が捗る」という思い込みを自分に与えてしまえばかなりの部分がコントロールできるような気がします。
フィギアスケートの選手の誰かも演技の前に集中するために必ず聞く音楽があるという話をしていた気がしますし、何かこれというスイッチを見つけると100%の実力が発揮できるのでしょうね。