テレビを持たない静かな暮らし
私は現在テレビを持っていません。20代の頃に持っていたテレビが壊れたのをきっかけに買い換えずにそのままテレビの無い暮らしをしています。
テレビはとても便利です。基本的に無料で見られて報道も天気予報も時報もありますし、何より娯楽になります。ただ問題なのは早朝から深夜まで途切れず番組が続き、制作側はテレビを少しでも長時間見続けさせようとしているところです。油断していると2時間3時間とテレビを見ているだけで時間が過ぎてしまいます。
また、テレビは映像だけでなく音声も流れてきますが、これも早朝から深夜までテレビが点いている限り途切れる事はありません。テレビが点いている時間というのは、部屋の中に意図しない音が流れ続けるという事でもあります。いくら音量が調節できたとしても、一種の騒音と言えるでしょう。
テレビの無い暮らしは見るものや聞く音を自分でコントロールできます。また番組の時間に食事や入浴などの時間を左右される事もありません。自分のペースで勉強したり、退屈なら本を読んだり、時々はビデオを借りてPCなどで見ればいいでしょう。
テレビは飽くまで受動的な時間を過ごすものです。しかし精神的な豊かさは、能動的な行動の結果として感じられるものだと私は思います。
おまけとして、テレビを持っていないとNHKの受信料を支払う義務がありません。その分新聞や雑誌を購読する方が、情報の質も暮らしの質も高まるのではないでしょうか。