貧しくても幸福に生きる日々

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ペットを飼う事の是非

あなたは何かペットを飼っていますか?猫や犬や、ハムスターやインコ、亀やヘビまで、現代ではたくさんの種類の動物がペットとして飼われています。

私も子どもの頃には猫を飼っていましたが、その猫が17歳で死んでしまってからは動物を飼う事を止めました。

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かわいい動物と一緒に暮らすと、毎日その姿に癒されるでしょうし、仕事の励みになる事もあるでしょう。しかし、ほとんどのペットは飼い主より先に死んでしまいます。その寂しさをまた新しいペットを飼う事で慰めるのは、どうも違和感があるのです。

犬の場合は狩猟のパートナーとして、昔から生活を共にしてきた動物だと思います。防犯の役目をしてくれるものもありますが、現代ではほとんどが愛玩であり、精神的なものを超えては役立たないのが飼い犬でしょう。(盲導犬介助犬などはペットとは別物だと考えます。)

人間が小さく愛らしい動物に癒され、精神的満足を感じるのは事実です。しかし、癒されたり満足したりというのは人間同士でもできますし、物語などを見たり読んだりしてでも叶えられる事です。動物の命にも尊厳があると考えるならば、個人的な満足のためにペットを飼う事はあまり正しくないのではと思います。

一方で、成長期の子供にとっては身近な生活に動物がいる事は大きな教育の材料になります。人間以外の生き物も、毎日食事や排泄、運動をして時には繁殖したりやがて死んでいったりする事を自分の体験から学ぶのはとても価値のある事だと考えます。子供にとって人間の世界は、大きくて力の強い大人のための世界ですから、自分よりもか弱く保護の必要な生き物はきっと視野を広げてくれるでしょう。

結局私自身の経験から外れた事は主張できないのですが、子どものために動物を飼うのならば、生き物全体への共感や思いやりを養うために推奨してもいいように思います。しかし成人が自分のために、ペットショップで買った動物を飼う行為は、あまり褒められた事ではないように思います。きっとこの記事を読んで不愉快に思われた方もいらっしゃると思いますが、何の力もない一個人の意見ですのでお目こぼしください。

ただ、動物自身に快不快や幸不幸を明確に主張できる能力がないならば、どんなに幸福そうな動物でも、大きな苦痛を感じているかもしれません。その可能性を想像すると、私はもう動物は飼わないようにしようと思います。