貧しくても幸福に生きる日々

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越境避難をバカンスと呼ぶ発想

今日(4月19日)も熊本地方では強い地震が続きました。17時52分に震度5強、20時47分に震度5弱、それ以外にも震度3程度の揺れが何度もあったようです。現在も避難を続けている10万人を超える皆さまは、どれほどの心労かといたたまれない気持ちになります。
避難者の皆さまの情報をTwitterで追いつつ、避難先として住宅を提供している自治体などについて調べていました。現在のところ、福岡県、宮崎県、長崎県広島県鳥取県徳島県、福岡市、北九州市天草市田川市敦賀市などが原則無償で住宅を提供する準備を整えているそうです。

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テレビなどで避難所の物資不足や自家用車の中で寝泊まりする人の姿を見ると、しばらくの間震源域から離れて生活した方がいいのではないかと思います。自宅が心配だとか、仕事があるとか、他の被災者のためにボランティアをしているとか被災地を離れられない理由はいくらでもあると思いますが、それでも余震が続く地域から離れなければ精神的な疲労が溜まり続けるのではと心配です。1週間かせめて3日でもいいので、地震のことを忘れて心と身体を休める時間を持ってらいたいと思います。

坂口恭平というユニークな人物がいるのですが、東日本大震災を契機に東京から熊本に移住して、今回の熊本地震被災してひとまず神奈川へ避難したそうです。不運な人に思えますが、とても行動力のある人です。彼は熊本県から他県への越境避難を勧めている一人ですが、自分のフォロワーに向けて「今日からゴールデンウィークにして旅行をしよう」とツイートしていました。世間にブラック企業が蔓延る原因の一つは、従業員は忙しすぎて冷静な判断力を奪われるからだと言います。私は被災者にも似たような事が起こるのではと気になります。プライベートがなく不自由な避難所の生活と、いつ収まるかも分らない余震の恐怖がいつ終わるかも知れないとしたら、だんだんと思考力や判断力が衰えてしまっても自然ではないでしょうか。

まずは自分自身と家族の健康のため、また地震被害からの復興のためにも、しばらく被災地を離れて過ごすのはいい判断だと思います。先に挙げた自治体以外にも、アパマンショップが空き室を提供してくれたりAirbnbでも無料で宿泊できる宿を多数紹介しているようです。もし現在も避難中の方がこれを読まれたら、県外、遠方への避難や旅行を考えてみて欲しいと思います。